INTERVIEW03

SPECIAL INTERVIEW

One's Web Design 森山と株式会社カレント代表取締役 山田英之の対談イラスト

「わからない」を、
一緒に解いていく。

One's Web Design 森山 × 山田英之

META/Google設定の仕事からCSUの原点とAI活用を考える

OUR GUEST

One's Web Design 森山

MORIYAMA

WEB・オフライン総合広告マーケター
集客コンサルタント

山田英之

HIDEYUKI YAMADA

株式会社カレント
代表取締役

CAXULとDeRossiのMeta広告、ビジネスポートフォリオ、Google、LINE。カレントが自社のEC事業を進めるなかで、さまざまな設定・連携や広告制作を支えてきたのが森山さんだ。複雑な仕組みをわかりやすく説明し、一緒に手を動かしてくれる。その経験は、山田がCSU(CURRENT Setup Unit)を立ち上げるきっかけにもなった。

今回は、設定や運用に困っている人をどう支えるのか、AIによって仕事はどう変わり始めているのかを語り合った。教わってきた山田が、今度は自ら試したAI活用を森山さんに共有する。話題は広告からEC、サイト制作へと広がり、最後にはカレント自身のサイトで実感した変化にたどり着く。

01

会社ごとに違う設定の迷路

会社ごとに異なる管理環境

山田

今日は近況のご報告と、対談のお願いも兼ねてお話しできればと思っていました。森山さんには、これまで本当にいろいろ教えていただいて。その経験がすごく大きいんです。

森山

ありがとうございます。どんな話をするか、具体的なイメージがわかれば大丈夫です。

山田

Metaのビジネスポートフォリオ設定やGoogle、広告のことも含めて、どんな仕事をされているのか、どんなところを大切にしているのか。そういう話をざっくばらんに聞ければと思っています。

山田

僕のところにも最近、Instagramの設定が全然わからない、今どういう状態なのかわからない、という相談が来るようになったんです。いくつか見ただけでも、会社ごとに違う混乱があるんですよね。「どうしてこんな状態?設定になったんだろう」と思うような・・・

森山

ありますね。「また新しいのが来た!(笑)」という感じになります。

山田

以前お話しした、複数のアカウントや管理環境が入り組んでしまっていた相談も、実際に調べてみたんです。もともと持っていた環境にたくさんのアセットがあって、途中で使えなくなったものが出てきた。それで別の環境をつくった後に、以前のものが戻ってきて、新旧が混ざってしまったという状況でした。

森山

管理がなかなか大変になりますね。

山田

一つずつ調べてはみたんですけど、今はその状態で運用できているんですよ。そうなると、「これは使っていなさそうだから削除しましょう」と簡単には言えない。逆に、触ることや不要と思われるアカウントで何か起きてしまうのが怖いわけです。

森山

そうですね。

山田

整理されていないのはわかるけれど、動いているものをどう扱うか、という別の難しさがあるんです。見た目をすっきりさせればいい、という話ではないんですよね。

調べることと判断すること

山田

その調査でも、最近は途中からChatGPTやClaudeを使って調べるようになりました。ただ、状況を調べられることと、実際にどこを触っていいか判断することは、また別だなと思いました。

森山

本当に、いろいろな状況がありますからね。

Metaのビジネスポートフォリオ設定画面。アカウント情報はぼかし加工済み。(画面提供:山田英之)
Metaのビジネスポートフォリオ設定画面。アカウント情報はぼかし加工済み。(画面提供:山田英之)

02

自分で理解して納得して進められるように

作業の支援と自分でできるための支援

山田

最近は、どんなお仕事が多いんですか。

森山

結構、二極化していますね。一つは、広告の入稿などの作業が手いっぱいなので手伝ってほしい、というご依頼です。何十店舗もあるところで、画像やURLの更新だけでも大変なので、そこを手伝ってほしいというような。もう一つは、アカウントが使えなくなってしまったときの相談や、自分でできるようになりたいから教えてほしい、というご依頼です。そのあたりが多いですね。

山田

最近は、Metaの設定について、具体的にどんな相談が多いんですか。

森山

直近だと、広告セットで、どこでコンバージョンを獲得するかという設定についてよくお話しします。ウェブサイトだけを対象にするのか、ウェブサイトと電話を組み合わせるのか、といった選択肢があるんですね。広告の学習や配信に関わる部分なので、単独にするのか、複数を組み合わせるのか、それぞれの意味を理解して選ぶ必要があります。

山田

選べる項目が増えると、「自分の場合はどれがいいんだろう」と迷いますよね。

森山

そうなんです。広告のオプションも増えていて、「関連メディア」「サイトリンク」「スポットライトを表示」など、サイト内の画像やページを活用するような機能についても、よくご相談いただきます。何が広告に表示されて、どのページに誘導されるのかまで確認することが大切です。

山田

便利そうだから使う、というだけではなくて、実際の表示やリンク先まで見ておく必要があるんですね。

森山

はい。たとえば、ペライチなどのLP作成サービスのドメインを使っている場合は、他社のページへのリンクが紛れ込まないかにも注意が必要です。使いたい画像やリンク先が、自社のものになっているかを一つずつ確認する。設定の意味だけでなく、そうした確認の仕方も含めてお伝えすることが増えています。

山田

自分でできるようになりたい、という方はやっぱり多いんですね。

森山

そうですね。完全な運用代行は、今は限られた方しか受けていません。ご自身で運用していただいて、分析に困ったら声をかけてください、一緒に考える相手になります、というかたちが多いです。

森山

そのほうが、ご本人も納得して「じゃあ、こうしよう」と決めて進んでいけるんですよね。

仕組みが見えると納得して進められる

山田

その「納得する」というのが大事ですよね。僕もそうなんですけど、「ここがこうなっていて、だからこうするんだ」というつながりを、自分でつかめないとなかなか前に進めないんです。

森山

そうなんですよ。

山田

何をどこまでやればいいのか、自分の中で作業の全体像が見えていないと、広告を自分で動かしていくのも難しいですよね。

森山

代行する場合でも、「こうしたかったのに、そうなっていない」とか、何をしているのかわからなくて不安になることがあります。作業が見えない状態だと、ちゃんと進んでいるのかな、と思ってしまうこともありますよね。

山田

確かに。

森山

そういうこともあるので、全部をお預かりするより、ご自身で進められるようにお手伝いするかたちを大切にしています。

山田

説明を聞いて、自分でも意味がわかる。そのうえで判断できるということですね。

03

話して終わらせずその場で一緒につくる

説明を聞いても作業が止まるとき

山田

一方で、やるべきことを説明しても、なかなか手が動かないということもありますよね。社員さんにアドバイスをして作業を依頼しても、なかなか理解されず、広告マネージャーの設定方法がわからなくて、気づいたら一週間そのままになっている、というような。

森山

止まってしまいますね。

山田

広告素材を変えてみましょう、という話になっても、じゃあ、どんな方向性にするか、どんな切り口でつくるか。そこをまず教えてください、とお願いしたところで止まってしまうことがある。広告の方向性が明確でないのですね、となると次の打ち合わせで、また「どうしましょうか」から始まってしまうんです。

目の前でつくり 一緒に動かす

森山

私の場合、週に一回お話ししている方などには、その場で「こういうのをちょっとやってみましょうか」と話して、もうその場でCanvaでさっとつくってお渡しすることは、かなりあります。

山田

なるほど。その場でつくってしまうんですね。

森山

目の前でつくって、リンクをお渡しします。変えたいところがあれば、ご自身で直してみてください、とお伝えして。「やってみました」と連絡が来たら、こちらでチェックする。それで「できているので、一週間見てみましょうか」と進めていきます。

山田

それは必要ですね。確かに。

森山

考えていただくことを待っているだけだと、次のときも「できなかったです」となってしまうことがあるんです。なので、まず動かしてみるところまで一緒に進めています。

山田

説明して終わりではなくて、実際に進むところまで、その場でやるということですね。

04

教わった経験がCSUの出発点になった

相談を受ける経験からサービスへ

山田

僕も、設定に困っている方のお手伝いをしているうちに、そこから別の方を紹介していただき相談が来たりするようになりました。

森山

そうなんですね。

山田

それで、このMETA設定サポートを自社サービスにしようと思って、CSUという名前をつけてブランディングしました。正式には、CURRENT Setup Unitの略です。(笑)

森山

素敵ですね。

山田

サイトをつくって、広告を出したり、いろいろ告知したりして。新しくお問い合わせをいただくようにもなりました。

森山

いいですね。

画面だけでなく これまでの経緯を聞く

山田

ただ、相談ごとに状況が違いますよね。同じInstagramの相談でも、今の画面だけ見ればわかるとは限らない。これまでどう使ってきたのか、何があって今の状態になったのか、その経緯を聞く必要がある。

森山

そうですね。問い合わせをする場合でも、「問い合わせIDって何ですか」というところからお手伝いが必要な方もいます。以前どんな問い合わせをしたのか、ご自身では探せないこともあるので、そのあたりのフォローも必要ですね。

山田

確かに。窓口や方法がわかっていても、その前に整理しないといけないことがあるんですよね。

森山

そうなんです。

山田

いろいろな方が、いろいろなやり方で運用してきているので、何がどうなっているのかを把握するところから始める。僕自身も、森山さんに教えてもらったことがすごく大きかったので、今回、そういうお仕事の話をぜひ聞きたかったんです。

森山

ありがとうございます。

05

AIで変わり始めた仕事の進め方

広告データとAIをつなぐ試み

山田

最近は、僕の作業もかなり変わってきました。ChatGPTやClaudeを使って、調べたり、考えたり、実際の作業を進めたりしています。

森山

だいぶ使えるようになってきましたよね。

山田

少し前には、META社からメールがきてMETA広告のデータとAIを連携する話のセミナーを受けたんです。英語だったので、そのままでは全部わからない。そこで、画面の記録や話の内容をAIに読み込ませて、導入の流れを整理してもらいました。

森山

なるほど。資料を読み込ませて。

山田

そうです。音声をボイスメモでとって、ZOOMの画面をスクリーンショットで撮ってGPTにマニュアルにしてくださいと依頼して出来上がりました。設定はなかなか複雑で途中までは進めたんですけど、まだ最後まで接続し終わっているわけではなくて。仕組みを一つずつ確認しながら進めているところです。それもクロードにやってもらうのですが、、、

森山

データを拾ってくれるようになると、楽ですね。

山田

今までは広告の画面をスクリーンショットにして、それを読み込ませることが多かったんです。でも、それだと数字を読み間違えてしまうこともあって。「そこは全然違います」と何度もやり直す。元のデータを使って分析できれば、そのあたりが変わるのではないかと期待しています。

森山

私も、定量的なデータをもらって、それを使って壁打ちすることはあります。ただ、今はその程度ですね。

山田

データを見て、今どうなっているのか、どうしたらいいのかを考える。そこまで一緒にできると、仕事の進め方が変わりそうですよね。

森山

こういうものをどれだけ使えるかで、成果もそうですし、スピードも変わってくると思います。

やりたいことを伝え 確認しながら進める

山田

設定についても、Googleのものなどは触るところがたくさんあるじゃないですか。僕には全部がわかるわけではないので、まず、やりたいことを伝えて、必要な項目を調べてもらうんです。

森山

いろいろありますからね。

山田

そうすると、知らなかった項目がたくさん出てくる。もちろん、自分でも確認しながらですけど、やりたいことが決まっていれば、少しずつそこに近づけられるようになってきたなと感じています。

森山

そこである程度の基盤ができれば、さらに考えられることが増えますよね。

山田

そうですね。僕の場合は、事業として売上を上げたい、というところが出発点です。そこに向けて何をしたらいいかを考えて、少しずつ試しています。

森山

空いた時間で、コンサルティングなどに取り組めることも大事だと思います。作業に追われている方がすごく多いので、そのあたりは今後変わっていく必要がありますよね。

Google広告の概要画面。運用数値・グラフ・アカウント情報はぼかし加工済み。(画面提供:山田英之)
Google広告の概要画面。運用数値・グラフ・アカウント情報はぼかし加工済み。(画面提供:山田英之)

考えを整理する道具と作業を進める道具

山田

AIも、何でも同じように頼めるわけではなくて、使い分けがあるなと感じています。僕の使い方だと、話し相手になってもらって考えを整理することと、具体的な作業を進めることでは、合うものが違うんです。

森山

思考を巡らせるために使う、ということもありますよね。

山田

そうです。考えを整理して、別のAIに作業してもらって、その内容をまた確認する、というような。途中でうまくいかなくなることもありますから、任せたら必ず最後までできるという話ではないんですけど。

森山

ありますね。「あのときの話は何だったの」ということも。

山田

ちゃんと作業してくれる部分が増えたのは助かっています。ただ、こちらが確認しないといけないところもあるので、何を任せるかを試しているところですね。

06

商品登録から記事とSNSへつなぐ

二つのショップで取り組むこと

山田

今、CAXULとDeRossiを運営していますが、二つで力を入れているところが少し違います。CAXULは広告を見て、素材をつくって、というところをしっかり頑張らないといけない。広告に使う素材の影響を大きく感じているので。

森山

そうですね。

山田

一方で、DeRossiは、できるだけ少ない手作業で回せるようにしたいと思っているんです。限りなく、自動販売機のような状態に近づけていきたい。

森山

なるほど。

CAXULのオンラインショップ。(画面提供:山田英之)
CAXULのオンラインショップ。(画面提供:山田英之)
DeRossiのオンラインショップ。(画面提供:山田英之)
DeRossiのオンラインショップ。(画面提供:山田英之)

商品登録から発信までをつなぐ

山田

今は、商品のピックアップは自分でやっています。「この商品を、この条件で」と指定して、Shopifyの商品登録をAIに進めてもらう。最後は自分でチェックして、公開する、という流れです。

森山

そういうことなんですね。

山田

さらに、その商品の内容を使って記事をつくる。記事ができたら、それをもとにSNSの投稿もつくる。InstagramやFacebook、Pinterest、TikTok、Xなど、それぞれの媒体に合わせて内容や出し方を調整するところまで、一つの流れにしていこうとしています。

森山

いいですね。

DeRossi / Facebook
DeRossi / Facebook
DeRossi / Instagram
DeRossi / Instagram
DeRossi / X
DeRossi / X
DeRossi / Pinterest
DeRossi / Pinterest

DeRossiのSNS展開。左からFacebook、Instagram、X、Pinterest。(画面提供:山田英之)

山田

メルマガも含めて、発信をつなげていく。ただ、途中で止まることもあるし、チェックもしているので、今の段階では全部放っておけばいいという状態ではありません。

森山

そうですね。

山田

この先、売れた商品のデータを見ながら、どんな商品を探したらいいのか、その判断にも使えるといいなと思っています。そこまでつながったら、商品を探して、登録して、紹介して、という流れをもっと進められるのではないかと。

森山

ある程度決まった作業は、手放していきたいですよね。

売れた商品から次の特集を考える

山田

そうなんです。最近は、先月できなかったことが今月はできる、ということがとても多い。夜中に「こういうこともできるんじゃないかな」と思って、翌朝試してみたらできた、ということがあるんです。

森山

それはいいですね。

山田

例えば、売れている商品を見たら、なぜか青いものが多かったんですよ。「青の商品がよく売れていますね」というところから、ブルーをテーマにした特集をつくってみました。

森山

確かに、青が多いですね。

山田

「今選ばれているのはブルー」というような特集をつくって、それをまたInstagramなどにも展開していく。商品を登録するだけでなくて、売れているものを見ながら、その紹介の仕方を考えていくわけです。

森山

なるほど。見てもらえる機会を増やしていけますね。

山田

最初は、画像についても自分で細かく指示していたんですけど、最近は、記事や投稿と一緒に画像の案も考えてもらうようになりました。そこも少しずつ試しています。

森山

こちらも、できることを増やして、ご提供できる内容をアップデートしていけるとよさそうですね。

山田

ただ、扱っている商品によっては、媒体に合わせて表現を考えないといけないんですよね。DeRossiも、着用の見せ方などは難しいと感じる場面があって。投稿を見直しながら、どう紹介していくかを考えています。

森山

ありますね。

山田

だから、自動化といっても、事業の内容や商品の見せ方を含めて、実際に回しながら調整していく必要があるんだと思っています。

07

AIに聞いても相談したいことは残る

道具を業務に組み込む支援

山田

こうやってできることが増えると、人にお願いすることも変わってきますよね。一方で、支援する側がこういう道具を使って仕事を進める、ということでもあると思うんです。

森山

そうですね。結局、その仕組みを業務に組み込むこと自体が、難しい方もいますから。

山田

「このツールを使えばできますよ」と言っても、すぐに自分でできるわけではない。そこが一つのポイントですよね。

森山

「さて、どうしよう」となってしまいますね。

山田

僕も、AIに聞けばいろいろ出てくるので、設定のサポートという仕事はこれからどう変わっていくのかな、と考えることがあります。

森山

聞けば出てくることも増えているので、まず聞いてみたらいいのにな、と思うことはありますね。

AIで調べても解けない相談

山田

でも、最近相談に来られた方たちも、AIはすごく使っているんですよ。いろいろつくったり、調べたりしている。それでも、アカウントのトラブルについては、いくら調べてもわからなかったそうなんです。

森山

そうなんですね。

山田

それで、AIを使って調べているうちに、うちの会社の名前が出てきたと。それがきっかけで声をかけていただいたこともありました。

森山

すごいですね。

山田

AIに聞いてもわからないことは、やっぱりまだたくさんあるんだなと思いました。

森山

表に出ていない情報も、ありますからね。

山田

それに、これから整えていこうと思うと、まだ手がついていないところが山ほどあるんです。AIを使って、そこを少しずつ整えていける。まだまだこれからだなと感じています。

森山

使える方がご自身で進めていくなかで、その先にどんな価値を加えられるか、という視点も大切ですよね。私も、AIをどう活用できるか考えています。

経験と新しい道具を持ち寄る

山田

森山さんには、ベースの知識と経験があるじゃないですか。そこにこういう道具が加われば、かなり仕事が楽になる部分もありそうですよね。

森山

そうですね。ちょっと楽しみです。効率化していけるようにしたいです。

山田

AIについては、僕が少し先に触っているところもあるので、わからないことがあったら聞いてください。僕の手に負えない設定のことは、これからも森山さんに相談すると思いますけど。

森山

ありがとうございます。引き続き、やり取りできればと思います。

08

カレントのサイトも自分たちで育てていく

AIとともにサイトをつくり直す

山田

実は、カレントのホームページもつくり直したんです。以前はStudioで森山さんに依頼してつくってもらったものを使っていましたが、今のサイトはAIを使いながら自分で進めました。

森山

最近は、サイト制作も進めやすくなってきていますよね。

山田

とはいえ、やってみるとなかなか大変でした。最初は一ページでも、やりたいことが増えるとページも増えていく。そうすると、どのページがどこまで進んだのか、管理しないとわからなくなるんです。

森山

なるほど。

山田

WordPressのテスト環境と本番環境があって、いろいろ作業していると、何がどこまで反映されているのか、自分では覚えきれない。それで、GitHubを使った管理も始めました。

森山

Gitはあったほうがいいですね。ページの量が増えてくると。

山田

僕は、プログラミングや制作の基礎を一から学んで始めたわけではないので、「何がどうなっているんだろう」と思いながらやっています。仕組みが頭の中に全部あるわけではない。それでも、少しずつページを増やせるようにはなってきました。

森山

確かに、初めてだと「はて?」となりますよね。

CSUと対談の記事を育てる

山田

その一つがCSUのページです。困っていることを相談していただくためのページをつくって、イラストも入れて、内容を少しずつ改善しています。

森山

そうなんですね。

山田

それから、この対談のコーナーです。これまで一緒に仕事をしてきた方々と話して、過去の仕事のことや、今考えていることを記事にしていく。関わってきた方たちのお話を、サイトに載せたいと思っています。

森山

人のお話が入ると、かなり違いますよね。

山田

そうなんです。サイトを整えること自体にも意味はありますが、そこに人の話が入ると、読み物として面白くなる。以前の対談では、一時間半くらいお話しして、原稿もかなりの量になりました。

森山

それだと、しっかりした読み物になりますね。

山田

今回のように話した内容も、文字起こしをもとに整理していきます。文字起こしはそのままだと、聞き違いや、変な日本語になっているところも多いんです。でも、内容を見ながら整えていくと、対談の記事にできる。このあたりの編集作業もすべてAIにおまかせで、、、

森山

今日のようなやり取りが、どんなかたちになるのか、イメージはつきました。

09

カレント内選手権で1位になった

改善点を一つずつ見直す

山田

サイトをつくり直した後は、SEOの見直しもやってみました。サイト全体を確認して、どこが足りないのか、どこを直せるのかをAIに洗い出してもらったんです。

森山

調べると、いろいろ出てきますよね。

山田

ページの説明文など、比較的シンプルなところから、内部の構造に関わることまで。「こんなにたくさんチェックすることがあるのか」と思いました。

森山

そうなんですよ。

山田

広告やサイト、メールなども含めて、今の状態を調べて改善点を出す、ということも試しています。タグの設定なども、知らなかった項目がいろいろあって。

森山

タグの設定は、たくさんありますよ。

山田

そういうところを一つずつ見直して、どうしたら効果につながるかを考える。以前は、ホームページをつくって置いておく、という感覚が強かったんですけど、今は少しずつ手を入れるようになりました。

森山

私も、自分のサイトはとりあえずあればいい、という状態にしていたので、自分のほうもやらないと、という感じです。今後、仕事を広げていくときには、そこもしっかり整えていかないといけないですね。

自分で手を入れて変化を実感する

山田

カレントのこのサイトも、そうやって見直した後、社名で検索してみたんです。

森山

はい。

山田

「株式会社カレント」って、同じ名前の会社がいろいろあるんですよ。だから僕の中では、社名の検索結果は「カレント内選手権」なんですけど。

森山

選手権(笑)

山田

そのとき、自分で確認した検索結果で、1位になっていました。翌朝に。

森山

いいですね。

山田

同じ名前の会社でも、ウェブサイトにすごく力を入れている会社ばかりではないじゃないですか。みんなが全速力で走っているわけではないところで、自分が少し走ってみたら、先頭に出られたような感覚でした。

森山

なるほど。いいですね。

山田

これまでも、SEO対策のレポートを見ることはありました。でも、「これをやって、実際にはどう変わるんだろう」と、なかなか自分の中ではつながっていなかったんです。今回は、自分で手を入れて、自分のサイトが検索で出てくる位置を見て、初めて変化を実感しました。

森山

なるほど。

山田

自分でやってみて、初めて成果を知りました。「あ、こういうことになるんだ」と。

対談を終えて

設定の仕組みを説明し、その場で一緒に手を動かす。森山さんから受けてきた支援は、山田がCSUを始めるきっかけになった。今回の対談では、教わってきた山田がAIを使った試みを共有し、森山さんも自分の仕事への取り入れ方を考える時間となった。

AIで進められる作業が増えても、実際の状況を確かめ、納得して判断するための相談は残る。二人の経験を持ち寄りながら、広告やEC、サイトを少しずつ改善していく。その具体的なやり取りが、今回の対談には表れている。

PROFILE

One's Web Design 森山のイラストアイコン

One's Web Design 森山

WEB・オフライン総合広告マーケター / 集客コンサルタント

広告集客の現場に15年以上(2006年〜)携わり、これまで500社を超える企業・広告主の集客支援を手掛けてきたマーケティング&プロモーションのスペシャリスト。

2006年より広告集客事業に参入。リスティング広告(Google / Yahoo! / Microsoft)をはじめ、Meta(Facebook / Instagram)やLINEなどのSNS広告、ディスプレイ広告に至るまで幅広い運用経験を培う。特に2016年から2024年にかけては、毎年「年間運用額1億円超」の大型案件を継続して運用・統括。EC通販(飲料・ダイエット食品・サプリ等)から、人材派遣・医療美容・BtoB・無形商材などのリード獲得、さらにはLINE・リスト集客やリアル店舗の集客まで、あらゆる業種・ビジネスモデルにおいて確実に成果を出す運用ノウハウを確立する。

単なる「Web広告の運用代行」にとどまらず、GA4(Google Analytics)やAD EBiS(アドエビス)を用いた高精度な計測環境の設計・構築、GTMによるタグマネジメント、LP(ランディングページ)のワイヤー構成・制作、バナーデザインまでを一貫してプロデュース。さらに、Web領域のみならずチラシのデザイン・印刷・ポスティングといったオフライン集客までをシームレスに繋ぎ、広告主のビジネスに最も適した統合的なアプローチ手法を提案している。

近年はスキルシェアプラットフォーム「ココナラ」「MENTA」においても精力的に活動。ココナラでは、販売実績1,000件超、4年連続で最高ランクである「プラチナランク」および最高評価「平均★5.0」を獲得(2025年5月時点)。広告コンサルティング相談数は500回を超え、個人事業主から中小・大手企業まで幅広い層から絶大な信頼を獲得している。

現在は、広告アカウントの診断・最適化、効率的な運用設定レクチャー、広告費を最小限に抑えて成果を最大化する構造改善アドバイスなど、「Web集客に悩むすべての事業者」に向けた伴走型支援を行っている。

山田英之のイラストアイコン

山田英之

株式会社カレント 代表取締役

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