INTERVIEW05

SPECIAL INTERVIEW

収録:2026年10月19日/オンライン

対談『好きで始めたことを、続けられる仕事に。』バナー。左から荒牧聡子(体質改善アドバイザー)、山田英之(株式会社カレント 代表取締役)

好きで始めたことを、
続けられる仕事に。

荒牧聡子 × 山田英之

DeRossiの立ち上げから振り返る 美と健康と働き方の変化

OUR GUEST

荒牧聡子

SATOKO ARAMAKI

体質改善アドバイザー

山田英之

HIDEYUKI YAMADA

株式会社カレント
代表取締役

1,980円のレギンスを並べ、Instagramに広告を出した。インテリアのECショップだったDeRossiを買収し、フィットネスECストアにつくり直して動かし始めたばかりの山田英之に、ほどなく一通のDMが届く。送り主は、ボディメイクに取り組み、大会を目指していた荒牧聡子さんだった。

商品への助言、撮影、Instagramライブ。聡子さんとの出会いから、DeRossiはフィットネスに取り組む女性たちとの接点を増やしていった。その後、ブランドの主力はフィットネスウエアよりマーケットが広いランジェリーへ。聡子さん自身も結婚・出産を経て、体を鍛えることから、日々の健康や女性の自立を支える仕事へと関心を広げている。

あのとき何が始まり、今につながっているのか。二人が当時の記憶をたどりながら、それぞれの変化を語り合った。

01

Instagramの広告から届いた一通のDM

1,980円のレギンスから始まった

山田

今日は、DeRossiを始めた頃の話から、ちょっと振り返ってみたいなと。聡子さんには、いろいろ盛り上げてもらいましたよね。あれ、2021年でしたっけ? 春先にDeRossiを買い取って、サイトをつくり直して、もう一度始めたんですよね。

聡子

2021年でしたかね。そのくらいですよね。

山田

最初は1,980円のレギンスを一つか二つ並べて、Instagramに広告を出したんです。そうしたら、その日のうちに一件売れて。その数日後ぐらいでしたよね、聡子さんからメッセージをもらったの。まだ売り始めたばっかりだったと思うんですけど。

聡子

そうですね。Instagramに広告が出てきたんですよね。

山田

よく見つけてくれましたよね。僕はフィットネスウェアの通販を始めたばっかりだったので、結構びっくりしたんです。「これは一体、何だろう」って。普通にインスタを見ていたら、広告が出てきたんですか?

聡子

そうです。その頃は自分でもフィットネスをしていて、ウェアとか、同じようなアパレルブランドをよく見てたんです。だから、似たようなものが上がってきやすかったんだと思います。

山田

なるほどね。よく見てるものに近いものが、また出てくるんですよね。

聡子

そうです。まさにそれで、広告が上がってきたんだと思います。

山田

そこから、いきなりメッセージをくれたのもびっくりして。よくぞ連絡してくれました、という感じでしたね。

聡子

どうやって話しかけたかは、あんまり覚えてないんですけど。ちょうどその頃、ほかのところからもフィットネスモデルのお話をもらってたんですよね。似たような商品も使っていたし、自分でもフィットネスをしていたので。それでDMを送ったのは覚えてます。

02

宅トレと大会を目指していた頃

ウェアを探していた時期に出会った

山田

あの頃って、コロナ禍でしたっけ。「宅トレ」とか、家でトレーニングしましょう、という話が、ニュースでもよく出てましたよね。

聡子

そうですね。それだと2021年ですかね。宅トレとか、お尻のトレーニングとか、女性が体を鍛えるのが流行り始めてた頃ですよね。私もインスタでトレーニングをしてる女性をよく見ていて、そのときにDeRossiが出てきたんだと思います。

山田

ちょうど、そこにはまったのかもしれないですね。それで、いろいろアドバイスをもらったり、写真を撮らせてもらったり。インスタライブも、少しずつやるようになりましたよね。

聡子

インスタライブ、しましたね。

山田

ライブで発信してもらったりしてね。あの頃は、ベストボディ・ジャパンもすごく盛り上がってましたよね。

聡子

私もその大会を目指してたので、フィットネスウェアとか、そういうものをよく見てたんです。ちょうど「こういうのが欲しいな」と思ってたものが、上がってきたんですよね。

山田

それで、その後は大会も順調にいって、優勝されたんですよね。

聡子

そうです。大会を目指してるときにDeRossiと出会って、アイテムも使いながら、11月の日本大会で優勝して。たぶん2021年だったと思います。

聡子

もともと、フィットネス関係の仕事をしたかったんですよね。自分のボディメイクだけじゃなくて、人の体づくりのお手伝いもしたくて。優勝した経験と、ウェアを着こなせる体と、やりたかった仕事が、そこで全部つながった感じでした。

山田

そうでしたね。一気にいろんなことが重なったんですよね。

聡子

そのご縁もあって、山田さんにも私を活用してもらった、という感じですよね。周りにフィットネスをしてる女性の知り合いがいて、同じ女性だから声もかけやすかったので。そこから一緒にお仕事をする流れになったんだと思います。

ベストボディ・ジャパン出場時の姿と大会での記念撮影。/聡子さんのInstagramより
ベストボディ・ジャパン出場時の姿と大会での記念撮影。/聡子さんのInstagramより
ベストボディ・ジャパン出場時の姿と大会での記念撮影。/聡子さんのInstagramより

03

女性たちが買って着て発信してくれた

立ち上げからの一年目と二年目

山田

DeRossiの一年目、二年目ぐらいは、売上も上がって、かなり盛り上がりましたよね。フィットネスのコンテストも、いろいろ見に行きました。ベストボディ・ジャパンには行かなかったけど、ほかの団体から声がかかったりして。

聡子

そうですね。ちょうどブームに乗れた時期でしたよね。

山田

今はどうなんでしょうね。パーソナルジムも、たくさんありますけど。

聡子

フィットネス自体は、今も盛り上がってると思いますよ。

山田

ただ、一時期のエステみたいに、たくさんできるけど、なくなっていくところもありそうだな、という気はしますね。

聡子

それはありますね。あの頃は、女性がフィットネスを始めやすくなって、トレーニングにもウェアにもお金をかけるようになった時期だったので。すごくいいタイミングだったと思います。

山田

お客さんの年代も、面白かったですよね。若い方ばかりじゃなくて、30代から60代ぐらいまでいらっしゃって。特に40代、50代の方が、たくさん買ってくださってたんです。

聡子

そうでしたね。

山田

インスタをやってる方が多くて、買って、着て、どんどん載せてくれるんですよ。今、購入履歴を見返すと、20回ぐらい買ってる方も結構いて。こんなに買ってもらってたんだな、と思いますね。

聡子

そうですよね。

フィットネスウェアやトレーニングを紹介する投稿。/聡子さんのInstagramより
フィットネスウェアやトレーニングを紹介する投稿。/聡子さんのInstagramより
トレーニングの様子を紹介する聡子さんの投稿。/聡子さんのInstagramより
フィットネスウェアやトレーニングを紹介する投稿。/聡子さんのInstagramより

04

フィットネスウェアからランジェリーへ

日常で身につけるものに広げる

山田

そんな感じで、2022年、2023年ぐらいまでやってたんですよね。その間に、うちはCAXULというアパレルのブランドも始めていて。両方やってると、売り方も、お客さんも違うので、それぞれに合ったやり方を考えながらやってました。

山田

でも、レギンスって、さすがに10本も20本も続けて買うものじゃないじゃないですか。DeRossiでは、少しずつフィットネスウェアの売れ方が落ち着いてきた感じがあって。コンテストの盛り上がりも、一番すごかった頃から少し変わってきたのかな、と。

聡子

そうですね。

山田

それで、何かやらないとな、と思ったんです。もともとフィットネスウェアの下に着るアンダーウェアを少し扱ってたので、そこからランジェリーにも手を広げてみたんですよね。

山田

フィットネスウェアは、基本的にトレーニングをする人が買うものですよね。でも、ランジェリーなら普段から身につけるものなので、買う人ももっと多いだろうなと。そう思って始めたら、そっちも売れるようになったんです。

聡子

女性は普段から身につけるものですもんね。需要はありますよね。

山田

やっぱり市場(マーケット)は広い方がいいな、って。それで少しずつそっちに寄せていったら、今はお客さんの九割ぐらいがランジェリーのお客さん、という感じになりました。

山田

海外の仕入れサイトを見ても、下着ってすごく種類が多いんですよ。世界中で考えたら、相当な量があるんだろうな、と思いますね。

聡子

多いですよね。毎日身につけるものですしね。

DeRossiのショップ画面。フィットネスウェアからランジェリーへ、取り扱いを広げている。/ご提供画像より
DeRossiのショップ画面。フィットネスウェアからランジェリーへ、取り扱いを広げている。/ご提供画像より
DeRossiのショップ画面。フィットネスウェアからランジェリーへ、取り扱いを広げている。/ご提供画像より

05

鍛えた体で楽しみたいデザインがある

日本ではあまり見かけないものを選ぶ

山田

その中から、日本ではあんまり売ってないようなデザインを選んでるんです。ちょっとセクシー寄りではあるんですけど。

聡子

結構、攻めたデザインですよね。(笑)

山田

体を鍛えてる方って、自分の体を見せることに、あまり抵抗がないのかなと思うんです。インスタでも、そういう写真をよく見かけるので。それもあって、少しそっちに寄せていったんですよね。

聡子

女性は一度体を鍛えると、水着やランジェリーになるのに抵抗がなくなる方もいるんですよ。アートみたいな感覚で、写真も撮りたくなるんです。だから、フィットネスをしてる女性に向けてセクシーなランジェリーを出したのは、よかったんじゃないかなと思います。

山田

そんな気がしますね。しかも、お客さんはここでも40代、50代の方が多いんです。CAXULもそうなんですけどね。

聡子

そうですよね。

山田

ある程度、自分で自由に使えるお金があるのかもしれないですよね。20代、30代とは買い方が違うな、という感じがして。だったら、そういう方が欲しいと思うものをそろえていかないと、と思ってます。

安さだけで選ばれない品ぞろえへ

山田

2022年か2023年ぐらいから、安いものを売るだけじゃ駄目だな、というのもあったんです。やっぱり利益が残らないと続けられないので、利益率も考えないとね、と。少しずつ、そっちに変えていきました。

山田

フィットネスウェアって、そんなに高くしにくいんですよね。その点、ランジェリーは、見た目でも「この値段なら」と思ってもらえそうなものがある。最初は4,000円、5,000円ぐらいだった客単価が、8,000円、9,000円ぐらいになったんです。

聡子

デザインの幅も広がりますよね。

山田

ただ、高くなった分、そのまま品質も上がるかというと、そこはまた別なんですよね。うちにはポリエステルの商品もありますし。ヨーロッパのハイブランドで、シルクや手仕事のレースを使って三万円、五万円するようなものとは、また違うんです。

山田

中国でつくってるものは、とにかく種類が多いんですよ。世界中に売ってる商品もたくさんあって、その中から選んでます。若い方向けの二千円、三千円のものとも、日本のメーカーの高いものとも少し違う。その間ぐらいなのかな、という感じですね。

聡子

日本でなかなか見かけないデザインだから、目に留まるんですよね。数万円のものを何着も買うのは難しいけど、8,000円、9,000円だったら、もちろん安くはないですけど、比べると買いやすい。しかも、デザインがいろいろある。そこがよかったんじゃないかな、と思います。

06

売れるものに合わせて事業が変わっていった

自分の好みとお客様の反応

山田

僕も、最初からランジェリーをやりたかったわけじゃないんですよ。売れるものに少しずつ寄せていったら、こうなったというか。そもそも、下着に詳しいわけでも何でもないので。写真を見て「これ、かっこいいな」と思ったものを選んでるぐらいなんですけどね。

聡子

そうですね。

山田

特に今年の三月ぐらいから、成績がよくなってきたんです。この流れで、もう少し販売数を伸ばしていけたら、というところですね。

聡子

ネットで買うのにも、もう慣れてますしね。一点ずつ見てると、つい買いたくなる値段なんだと思います。よく考えたら安くはないし、何点も買うとそれなりの金額になるんですけど、二点、三点と選べる。そのあたりもよかったんじゃないですかね。

山田

二点、三点買ったら、二万円、三万円になりますもんね。そういうお客さんも結構いらっしゃるので、すごくありがたいです。

送料無料という買いやすさ

聡子

送料もありますよね。一万円を超えたら送料無料、とかだと、「じゃあ、もう一点買っておこうかな」ってなりますし。

山田

それが、うちは全部送料無料なんですよ。

聡子

あ、そうでしたね。

山田

海外から送っていて、送料は元払いなので、お客さんからはもらってないんです。北海道とか沖縄、離島の方には、特に買いやすいと思います。国内で買うと、送料だけで二千円ぐらいかかることもありますからね。

聡子

それはお得ですよね。

山田

海外からの送料って、本当に不思議なんですよ。何でその金額で送れるのか、よくわからなくて。商品一セットぐらいだと、中国から一ドル、百五十円か百六十円ぐらいの送料で送ってるケースもあるんです。それで本当に日本まで届くの? どういう仕組みなの? って思いますよね。

聡子

本当ですよね。

DeRossiのInstagram、Facebook、Xの画面(左から)。/ご提供画像より
DeRossiのInstagram、Facebook、Xの画面(左から)。/ご提供画像より
DeRossiのInstagram、Facebook、Xの画面(左から)。/ご提供画像より
DeRossiのInstagram、Facebook、Xの画面(左から)

07

結婚と出産で体との向き合い方が変わった

鍛えることから内側のケアへ

山田

そういえば、聡子さんは最近どうですか? 今どんなことをやってるんですか。これからやりたいこととかもあれば、ぜひ。

聡子

そうですね。山田さんと出会った四、五年前は、まだ独身で、30代後半だったんですよね。自分のためにお金も使えたし、フィットネスにはまっていて。体を鍛えながら、美と健康を追いかけてた時期でした。

聡子

その後、出産をして……。

山田

その前に、結婚して、ですね。

聡子

そう、そこを飛ばしちゃいましたね。(笑)結婚して、妊娠して、出産して。それで、もう一度、自分の体とか美と健康のことを考えたときに、運動だけじゃなくて、食べ物とか飲み物、口に入れるものにも気をつけるようになったんです。

聡子

出産して、その大事さを感じたんですよね。腸活とか、血液や血管のことも気になるようになって。外側を鍛えるだけじゃなくて、内側もケアしていこう、と。今は「体質改善アドバイザー」としてやっています。

山田

なるほど。

聡子

最初は、自分もフィットネスの大会に出ていたので、お客さんにも痩せてもらいたい、というのが一番だったんです。でも、だんだん「痩せた後はどうするんだろう」って、考えるようになってきて。

08

痩せた先にどんな暮らしがあるのか

目標を達成した後も続く関係

山田

痩せても、その後また戻っちゃうこともありますもんね。

聡子

そうなんです。痩せることだけが目的だと、痩せたら満足して終わっちゃうんですよね。その後リバウンドすることもあるし、ずっと悩み続けることになってしまうので。

聡子

仕事の話をすると、それだけだとリピートも少なくなるんです。ずっと次に痩せたい人を探し続けるのも、なかなか大変で。だったら、「痩せた先にどうなりたいのか」とか、「健康になって何をしたいのか」とか、そっちを考えていこうと思ったんです。

山田

なるほどね。痩せた先のことを考えるんですね。

聡子

そうです。痩せて終わりじゃなくて、健康になってもらいたい、というほうに変わってきました。

聡子

私自身、結婚して、出産して、生活が変わる中で、女性が働くこととか、子育てと仕事を両立するのって難しいな、と感じたんですよね。「これ以上は難しいかも」と思うこともあって。だから、同じように困ってる女性のお手伝いができたら、という気持ちも出てきました。

聡子

今は、ただダイエットをするだけじゃなくて、その先で心も体も元気になって、自信を取り戻してもらえたらな、と思ってます。結婚や出産で生活が変わった女性が、自立していくことも含めてですね。

山田

ダイエットって、やっぱりみんな関心がありますもんね。いろんな方法があるし、最近は薬を使う話も聞くし。ただ、効く、効くという話ばかりになるのは、ちょっと気になるんですよね。かといって、なかなか結果が出なくて困ってる人もいる。難しいところですね。

聡子

そうですね。私は今、体質を見直していくことを意識してるんです。相談も「痩せたい」だけじゃなくて、「もっと健康になりたい」という話になってきました。女性だけじゃなくて、妊活を考えてるご夫婦から相談をもらうこともありますよ。

09

食べるものと日々の習慣を見直す

食事や飲み物に目を向ける

山田

それって、具体的にはどんなことをするんですか? 何かを飲んだり、運動したり、という感じですか。

聡子

前は運動と食事を意識してたんですけど、今は飲み物を取り入れることが中心になってます。オーガニックのものを体に取り入れよう、というのを意識してるんです。

山田

どんなものが入っているんですか。

聡子

食べ物とか飲み物とか、自分が口に入れるものを気にするようになったんですよね。腸活もそうですけど、毎日の食材や飲み物を選んで、自分の体をケアしていこう、と。今はそっちに変わってきました。

山田

いろいろありますけど、なかなか結果が出なくて、途中で嫌になっちゃうこともありますよね。

聡子

そうなんです。

山田

でも、そうやって相談に乗ることがちゃんと仕事になって、お客さんもついてきてくれてるんですね。それはすごいですよね。

聡子

そうなんです。ありがたいことに、リピートにもつながっていて。短期で痩せて終わりじゃなくて、その先でもっと健康になりたいとか、自分だけじゃなくて親の健康も考えたいとか。そんなふうに、続けてくださるようになったんです。

日々の食事や食材選びを紹介する投稿。/聡子さんのInstagramより
日々の食事や食材選びを紹介する投稿。/聡子さんのInstagramより
日々の食事や食材選びを紹介する投稿。/聡子さんのInstagramより
日々の食事や食材選びを紹介する投稿。/聡子さんのInstagramより

10

自分の収入が自信につながった

二人で働いて生活を支えられるように

山田

よかったですね。じゃあ、生活のほうもだいぶ安定してきた感じですか?

聡子

そうですね。だいぶ固まってきました。夫の収入だけに頼らずに、本当に二馬力でやっていけるようになったので。自分の収入があるって、やっぱり自信になりますね。

山田

いろんなことが順番につながって、今の仕事になってきたのはよかったですよね。フィットネスもそうだし、結婚や出産も、食事のことも。全部つながってきたんですよね。

聡子

そうなんです。若い頃に経験したことの点が、ちゃんとつながってきた感じで。一時的に流行ってる仕事というんじゃなくて、五年後、十年後も自分の仕事として続けていけそうだな、と思えるようになりました。

ライフステージが変わっても次の一歩を

山田

結婚して、お子さんが生まれて、家のことをしてると、仕事の次のステップが見えにくくなることもありますよね。子育てだけでも、すごく大変だと思うんですけど。

聡子

そうなんです。このまま次のステップがないまま年を重ねていくのかな、と思うこともありました。

聡子

結婚や出産で、こんなに自分の状況が変わるんだ、というのは身にしみましたね。

11

発信する人たちの疲れにも向き合う

画面の中の自分と実際の自分

聡子

今は、インスタとかライブ配信をしてる方がお客さんになることもあるんですよ。表に出て活動してるんですけど、ずっと配信していて疲れちゃって、という相談で来られる方もいて。

山田

そうなんですね。

聡子

家からあまり出ずに、長い時間パソコンや画面に向かっていたりするんですよね。配信ではライトを明るくして、フィルターもかかってるから、きれいに見えるんです。でも、カメラやライトを外したときに、「あ、自分ってこんなに疲れてたんだ」って気づいたりするんですよ。

山田

照明も使ってますからね。画面で見てるのとは、また違いますよね。

聡子

そうなんです。その方たちは、もう痩せてるので、ダイエットがしたいわけじゃないんですよね。「腸活とか、体のケアって何をしてるんですか?」と聞いてくれて。そこから食べ物や飲み物を見直すお話をして、お客さんになってくれた方もいるんです。

聡子

心も体も整えながら、配信やご自身の活動を続けていけるように、今はそういうお手伝いもしてるんですよ。

山田

なるほどね。腸内環境と気持ちのつながりというか、「脳腸相関」っていう話にもつながるんですね。

聡子

そうですね。今は発信してる方が多い分、疲れちゃってる方もいるんですよね。画面に映ってる自分と、実際の自分の状態に差があって。本当はもうちょっときれいでいたい、という気持ちもあるんです。

聡子

そういう方たちと話しながら、毎日の食べ物とか体のケアを一緒に考えていく。発信のお仕事をしてる方とは、いい組み合わせになるのかもしれないな、と思ってます。

山田

うちも今は、自宅で仕事をすることが多いですからね。二人とも仕事をしてると、食事をどうするか、というだけでもなかなか大変で。

聡子

そうなんですよね。毎日のことですもんね。もう、ぜひ、という感じです。

山田

なかなか痩せないという話もあるので、また相談させてもらいますね。

聡子

ぜひ。満足してくださるお客さんも増えてきて、ありがたいなと思ってます。

美と健康について発信する聡子さんのInstagramプロフィール画面。/ご提供画像より
健康について話す聡子さんの様子。/聡子さんのInstagramより
美と健康について発信する聡子さんのInstagramプロフィール画面。/ご提供画像より

12

健康を伝える自分自身もオールA

三世代の相談からオンラインでの発信へ

山田

ほかには、最近何かありますか?

聡子

今はお客さんも、同世代の女性だけじゃなくなってきたんです。年齢も10代から90代までいらっしゃるし、ご家族で三世代、相談してくださる方もいて。

山田

へえ、それはすごいですね。

聡子

その方たちがずっと続けて、生活の一部として取り入れてくださってるんですよね。だから、ただダイエットの方法を伝えるだけじゃなくなりました。毎日を元気に、生き生きと過ごしてもらうためのお手伝い、という感じですね。

聡子

今、楽しいんですよね。

山田

それはいいですね。もっと広がっていくといいですね。

聡子

最近はオンラインでも、健康のことをお話ししてるんです。少人数の場もあれば、千人ぐらいの前で話すこともあって。結構、ちゃんとやり始めてます。

山田

すごいじゃないですか。もう「先生」って呼ばれるようになってきたんじゃないですか。

聡子

本当ですね。健康になるって楽しいんだよ、ということを、少しずつ広げていってます。

検査の結果は

山田

そういう仕事をしてるからこそ、聡子さんもちゃんと検査に行ってくださいね。内視鏡検査とかも受けてます?

聡子

検査は行ってますよ。血液検査もしてますし。こういう仕事なので、自分のこともちゃんとしてないと、説得力がないじゃないですか。

山田

確かにね。自分の体も、ちゃんとケアしてるんですね。

聡子

はい。検査の結果は、オールAです。(笑)

PROFILE

荒牧聡子のトークアイコン

荒牧 聡子|体質改善アドバイザー

福岡県福岡市出身。自身のボディメイクをきっかけに、美と健康に関わる活動をスタート。2021年のベストボディ・ジャパン総合優勝を通じて、自分の体づくりだけでなく、人の体づくりを支える仕事にも関心を広げる。DeRossiの立ち上げ初期には、商品へのアドバイスや撮影、Instagramライブなどを通じて、ブランドの発信に携わった。

結婚・出産を経て、美しさや健康との向き合い方も変化。体を鍛えることに加え、毎日の食事や飲み物、生活習慣など、体の内側に目を向けるようになる。現在は体質改善アドバイザーとして、食生活や日々の体のケアに関する相談に応じながら、SNSやオンラインを通じて健康について伝えている。

大切にしているのは、痩せることをゴールにせず、その先にどんな毎日を送りたいかを一緒に考えること。子育てと仕事の両立に悩み、自分の仕事を持つことが自信につながった経験から、女性が心も体も元気になり、自分らしい一歩を踏み出すための支えになりたいと考えている。

相談の輪は、同世代の女性から、家族三世代へ。「健康になるって楽しい」という思いを、自らも実践を重ねながら、幅広い世代に届けている。

Instagram:
https://www.instagram.com/around30_happydays/

山田英之のトークアイコン

山田英之

株式会社カレント 代表取締役

自社ECブランドDeRossi、CAXULを運営。今回の対談では、DeRossiの立ち上げから商品構成の変化、顧客との関係を振り返る。

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